中古ピアノは、音の響きや音色、タッチが一台一台それぞれ異なります。前のご使用者の使用状況や設置状況、機種によっても違ってきます。ぜひ直接ご試弾していただき、気に入った音色や弾きやすいと感じるタッチのピアノを探してみてください。

鍵盤の動きを弦に伝えるアクションは、ピアノの心臓部であり約5,300もの部品でできています。この部品の細かな部分まで念入りに点検し、必要に応じて修理・交換します。弦に直接触れるハンマーは、表面に刻み込まれた弦の跡を取り、形や硬さを直します。ピアノの音色にも影響する大切な作業です。

鍵盤は表面だけでなく、側面や裏側にも気を配ります。洗剤できれいにして、表面は細かなキズまでペーパーで磨きます。仕上げに機械で研磨したあとは、傷あともなく、光沢のある鍵盤になります。また、ペダルや蝶番などの金属部分は丁寧にサビを取り、今後またサビが出ないように専用油で保護します。

内部をすみずみまで清掃し、鍵盤とアクションの動きを細部まで調整しなおします。この整調という作業で、鍵盤の動きが正しくアクションに伝わり、タッチが均一になります。さらに、すべての弦が正しい音程になるよう、調律します。

全体が厳しくチェックされた後、店頭にならびます。